第4日目 8月13日(月)
吐魯番駅から列車に乗る!・・・が!?
ススム→

 -本日のご予定-
高昌故城、火焔山、蘇公塔を見まくり
吐魯番のバザール
吐魯番駅から列車に乗る!・・・が!?
クチャへの遠き道のり
宿:車中


賀さん:(電話で)□▲×(語気荒く)×▲▲□!??!

賀さん:(電話で)▲×(もっと語気荒く)×▲×▲□!!

賀さん:(電話で)▲×(もっともっと語気荒く)!!困難到達×▲×!!

宋さん:(電話をかわって)我今天要去庫車!×▲××▲!!

賀さん:(電話で▲×在吐魯番站▲×▲×▲×!!!

ブツッ!(携帯電話を荒々しく切る賀さん)

吐魯番駅へ向かう車の中。

宋さん賀さんが電話で誰かと話しています。
(※宋さんは私たちのスルーガイド、賀さんはウルムチ・吐魯番の現地ガイド)

もちろん、何て話してるかなんて、

私には聞き取れないんですが(←悲)

 

 

どうやら問題が起こったことだけは確かのようです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちょっぴり不安をおぼえながら吐魯番駅へ着きます。

分かりにくいけど、駅の表真中にウイグル民族の女の人がブドウを持ち上げてるレリーフが掘ってあります。


吐魯番駅。ただいま改修工事中

 


吐魯番駅に着いて宋さんから説明がありました。

これから列車にのってクチャというところまで行くのですが、

切符は現地ウルムチの旅行社が手配していました。

しかし、その旅行社に手落ちがあったそうで、

切符がまだ私たちの手元に届いていないそうです。

列車の発車時刻は18:48。

このときすでに16:00。

 

 

私   宋さん、切符はどうやって届けられるんですか?
宋さん現地の旅行会社の人がウルムチから列車に乗ってもって来るそうです。
私 もし切符が届かなかったら・・?(ドキドキ)
宋さん一応切符購入証拠のFAXを受け取ってますので、これを駅員に見せてあとは交渉します。本当にすいません。

 

ああ!ハプニング!!

旅のダイゴミですわ!!(?)

これから私たちどうなるのかしら!?

 

宋さんも賀さんもあちこちに携帯で連絡をとったり、

駅員に状況の説明をしたり

なんとか打開策を講じてくれています。

そんな緊迫した状況下でありながら。

中国語がパッパラパーの私たちに何もできることはなく、

 

 

 

 

 

 

 

  
<駅構内>               <駅の外>

 

 

札幌1号で気温を測って遊んでいました。

左は駅構内の気温で、右は駅の外の気温ですの。

日陰か日なたかで4度も温度が変わるんですのね。

まあ どっちにしても30度超える猛暑ですけど。

 

そんなんやってるうちにも時間は過ぎ、

間もなく列車が到着します。

駅のプラットホームへ入るように指示がありました。

 

 

・・・・・・・

しかし、まだ、切符は届いていません。

列車の到着はあと5分ほどです。

列車にちゃんと乗れるのでしょうか・・・( ドキドキドキドキドキドキドキ )

 

 

・・・・てドキドキしてるワリには、

 


列車到着までのわずかな時間にプラットホームでおおはしゃぎ。


吐魯番のお隣の駅は「頭道河←11Km、夏魯吐粉→10Km」だそうです。

 

 

あ、列車が到着しました★!


吐魯番駅にゆっくりと入ってくる列車


この列車はウルムチ〜カシュガルの間を26時間半かけて走行します。
その距離、1589km!クチャ(庫車)はこの途中なのね。

 

もはや鉄道少年のような私。

たった3分の停車時間で

列車の写真を撮るためにプラットホームをかけまわっていましたのね。

 

 

 

宋さん 「ちかさん!もう列車に乗り込みますよ!!」

 

はっ!

いけないいけない。列車に乗り込むというので、切符のことは一段楽したんでしょう。
よかったよかった。クチャに行けないかと思いましたわ〜〜

 

 

 

 

 

いいえ

 

 

 

 

 

 

切符は間に合わなかったんです・・・!!

 

 

 

 

 

 

宋さんが、懸命に列車乗務員と交渉して、

なんとか乗車させてもらったんですが、

私たちの乗るはずだった寝台車の切符は

すでにキャンセル扱いとなり、

他の人が買ってしまったらしい

つまり、私たちの指定席はなくなっていたんですのね。

※中国列車事情※
中国の列車は、発車時間の20分(?)くらい前に改札をしないと、切符はキャンセルになって再度売り出されるんだそうです。長距離列車の寝台車の切符を始発以外の駅で確保することはとても難しいことだそうです
(未確認なので、間違ってるかもしれません。うのみにしちゃダメよ)

 

 

 

 

 

 

 

指定席を持たない私たちが確保した席は

 

 

 

 

 

 

 

 

デッキです

 

 

 

 

 

 

だって普通車は通路にも人が座るくらい混雑してて

通過するだけでも難しいんです。

ここしかあいているところはなかったんですのね。

 

乗車後も宋さん宋さんはひたすら旅行会社や乗務員と

これからクチャへいく交通手段を交渉してくれていました。

とりあえず、次の停車駅までここのデッキで過ごして、

その後で空く席に移動しようということになりました。

 

 

列車の中で買う切符。初めて見たのね

えーと吐魯番から「魚兎溝」が次の停車駅なのねーー距離は・・・・・

え?

 

114Km?!

 

遠い・・・・・・・・

さすがわ中国。

 

 

そんなわけで、

私と妹とでポケっと立っていたら、

中国人の親子づれが一組ここにきました。



母と赤ちゃんと祖母の3人の親子づれ

この赤ちゃんの母親は

母親の顔になっていますが

顔立ちはまだ幼く、

多分私よりも

だいぶ年下だと思います

 

ヒマなので、私のたどたどし〜い中国語でなんとか簡単な会話を試みてみましたところ、

この赤ちゃんは女の子。10ヶ月くらいだそうです。

これからなんとかという街へいくそうです。
(何という街なのか聞き取れなかった・・・くすん)

赤ちゃんのお母さんには兄がいて、

上海雑技団に所属し、日本にも来たことがあるんだそうです。へー

 

 

 

 

・・・これが聞き取れるせいいっぱいでした。

赤ちゃんはすっごく愛嬌あって、全然泣かないし

笑ってるし、なんにでも興味を示すし、めちゃくちゃ可愛かったです。

あたくしにあともうちっと中国語能力があれば、もすこしお話できたのに・・・

 

 

 

そんな日中友好草の根活動をしている私たちに

乗務員と話をしてきた宋さんがもどってきました。

宋さんちかさん、こんなデッキで立ちっぱなしになって、本当にごめんなさい。
私 いえいえ、気になさらないで。しょうがないですわ。それに、これはこれで、結構楽しんでいますの
宋さん次の駅で、お客さんが何人か降りて、寝台車が空くそうです
私 まあ!ありがとうございます。よかったですわ〜
宋さんただ・・・・どうも中国人の中年男性2人と相部屋になるんです。
私 え?(おっさんと一緒の部屋・・?)
宋さん私の部屋は空いていなかったので、私はどっかこのへんに乗っておく事になります
ええ〜?(宋さんがいないと会話が成り立たないわ〜)
宋さん寝台車はこの先10両くらい前ですが、どうしますか?
えええ〜〜!?(私たちより確実にバイタリティーにまさる中国人たちをかき分けて10両も前に進むの〜〜?)
宋さんちかさん どうしましょうか?

 

どうじまじょう・・・!!!!!

 

 

つづく



ちかへのハゲまし、ココロの支えはこちらまで。

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